2011年04月10日

「監督がコーチの年俸をキックバック」の怪情報

 「監督がコーチ陣の年俸の一部をキックバックさせている」。こんな怪情報を耳にした。球界を揺るがした、西武の裏金事件がようやく一件落着したばかりだけに、聞き流せない。いったい、どういうことなのか、情報発信元の関係者に詳しく聞いてみると―。

 「某球団の一軍コーチたちの年俸が妙に高すぎる。ネームバリューがある大物でもないのに、なぜかと疑問に思っていろいろ聞き回ると、『年俸の一部が監督にキックバックされているようだ』という話が出てきたんだ。ビックリしたよ」。

 あの手この手の裏金にまつわる、にわかには信じられない様々な話は聞いてきた。が、こんなキックバック怪情報はさすがに初耳だ。過去に、キックバック話では、こういう類のものはあった。高校野球の監督がプロ球団のスカウトに対し、選手を入団させた謝礼を要求。清貧球団だけにスカウトは球団側には言えず、困り果て、選手の契約金の一部を無断で監督に支払った。ところが、何も知らされていない選手側から「契約金が少ないのでは」というクレームがつき、監督の裏金要求が発覚したという事件だ。

 今回のキックバック怪情報は、監督が主役であることに変わりはないものの、コーチ陣の年俸の一部を懐に入れるという話なのだから、前代未聞だ。いくらなんでも根も葉もないデマだろうと思うが、「いや、アイツなら全くあり得ない話ではないだろう」と言う球界OBが多いのには驚かされる。

 実際、お金に対する執着に関しては、様々な伝説がある人物だけに、「さもありなん」ということになってしまうのだろう。痛くもない腹を探られる。人間、日頃の行いがいかに大事かということを思い知らされる、キックバック怪情報だが、もう一つ、考えさせられることがある。日本球界ならではの派閥組閣の問題点だ。

 大半の球団では、監督が交代すると、コーチ陣も大幅に刷新される。人脈というと聞こえはいいが、親分・子分の関係の派閥人事が行われるからだ。ある球団の首脳陣は「ゴルフ仲間内閣」と陰口をたたかれている。監督のゴルフ仲間がコーチ陣になっているからだ。こういう上下関係では、監督が解任された場合、コーチ陣も一掃されてしまうの仕方ない。

 要は、日本球界の旧弊といえる。メジャーリーグのように、首脳陣をはじめ人事権はすべてゼネラルマネジャーが掌握、現場の監督は与えられた戦力で戦うという明確な役割分担がないからだ。野球にド素人の球団首脳は監督を招へいする際は土下座外交。コーチ人事でも何でも監督のいいなり。「問題が起きた時に、なぜ球団代表や社長が監督に注意できないんだ。おかしいじゃないか」という事態になる。が、クビにする時はそれまでの忍従のストレスを発散するためか、一転してポイ捨てする。

 そんな旧態依然とした日本球界だからこそ出てくる、キックバック怪情報といえる。が、考えてみれば、今、絶体絶命の危機に立たされている安倍政権も同じ仲良し内閣といわれている。球界だけの問題ではないか。
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2011年03月31日

今年のオールスターは「オールスターダスト(星くず)」だ

 「オールスターダストやな」。オールスターファン投票中間発表最終回で楽天の選手が大量トップに立った時に、野村監督が放った痛烈な一言だ。「さすがノムさん。スターダスト(星くず)とはうまい」。思わず関係者たちがうなっていたが、そんなことを言っている場合ではないだろう。

 今年のオールスターは、関係者たちが自ら「オールスターダスト」にしてしまっている。金曜日の7月20日に東京ドームで午後6時30分から試合をした後に、そのまま夜遅い新幹線で仙台へ移動。土曜日の21日、フルキャスト宮城で午後2時10分プレーボールという、なんともおかしな強行日程になっている。22日の日曜日は予備日だ。

 体調が万全でない、パ・リーグのコーチ役のソフトバンク・王監督が出場辞退、秋山コーチを代役に立てるのも当然だろう。なぜこんな不可思議なスケジュールになったのか。「土曜の21日の夜にサッカー日本代表チームの試合があり、日曜の22日は参院選挙が予定されていたために、ナイターの後、移動日無しの21日にデーゲームという、異例のスケジュールになった」と関係者が打ち明ける。

 要は、球場にきてくれるファンのためではなく、テレビ局の視聴率の問題といえる。オールスターの放映権料は、日本シリーズと同じで1試合1億円以上する。だからテレビ局としては、少しでも視聴率を取れるようにしたい。サッカー日本代表、選挙相手では真っ向からぶつかっても勝ち目無しというわけだ。なんとも情けない姿勢だ。不戦敗と同じではないか。しかも、参院選挙は1週間先送りになり、29日に変更される始末だ。ハナから腰を引いているから、無様なことになる。

 サッカー日本代表は、スターを嫌うオシム監督になってから人気急落。スタンドは満員にならず、テレビの視聴率も落ちたままだ。ジーコ前監督はW杯で惨敗して株が暴落したが、スター優先主義のジーコジャパンは、人気だけはすさまじかった。スタンドは常に超満員。テレビの視聴率は、いつも20%超え。「サッカー日本代表さえやっていれば、儲かる」という神話さえあったのに、今はその面影はない。

 そんなサッカー日本代表チームなど恐れる必要はないだろう。Jリーグが旗揚げになった時に、深刻な危機感を抱いた巨人は「Jリーグに対抗するには、長嶋監督しかいない」と、救世主として長嶋監督を復帰させ、成功している。そういう正面から激突する姿勢が大事なのだ。逃げ腰からは何も生まれない。

 もっとも、イチロー、松井、城島、松坂らスーパースターがメジャーリーグへ行ってしまい、「オールスター」の看板が色あせてきているのは、否定できない事実だ。「オールスターダスト」は冗談がきついが、時代にマッチした、何か気の利いた新しいネーミングが必要かもしれない。

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巨人・谷佳知「奇跡の復活」の理由は「女房離れ」

 6月30日でトレード期限が終了する。今季、一番の大成功は巨人・谷佳知(34)だろう。攻・走・守三拍子揃った、オリックス時代の全盛時には、巨人監督だった長嶋さんがベタぼれ。事あるごとに「谷は素晴らしい選手だ。谷がほしい」と言い続け、日本代表監督を務めたアテネ五輪では、もちろん谷を真っ先に日本代表選手に選んだ。

 長嶋監督が脳梗塞で倒れた、そのアテネ五輪本戦で足をケガ。以来、右ヒジなども痛め、「打てない、走れない、守れない。もう谷の時代は終わった。なぜ巨人は谷など取るのか」と、ほとんどのパ・リーグ球団関係者はクビをひねった。筆者も「なぜ今ごろ谷を取るのか」と疑問を投げかけた記事を書いた。「人気暴落の巨人は、谷ではなく、谷亮子の人気がほしいのではないか」という声まで出たほどだ。

 が、谷は予想を完全に裏切って復活、巨人快進撃の原動力になっている。今、終身名誉監督として、巨人の5年ぶりのV奪回を誰よりも願い、チームに『勝つ勝つ勝ーつ』のゲキを飛ばし続けている長嶋さんには、谷の大活躍は格別な思いがあるだろう。

 なぜ谷が奇跡の復活を遂げたのか。女房離れだろう。オリックス時代は、不人気球団のために、人寄せパンダ役として、谷夫妻はフル活用された。谷亮子が沖縄キャンプまで激励にきて、ツーショット。マスコミに話題を提供したりしたのだ。「谷の年俸には、谷亮子の夫としての査定が加味されている」という関係者までいた。「谷亮子の夫」の立場だったのだ。

 が、巨人入団が決まってからの谷は、女房と一線を画した。「谷佳知」という野球人として、再起を図った。自主トレもマスコミの目に触れない場所で隠密トレーニングを続けた。シーズンに入り、「谷亮子を球場に呼んでツーショットを」という球団サイドの要望も一蹴したという。

 「田村亮子でも、谷亮子でも金メダル。北京ではママとして金メダルを目指す」という、不滅の世界の柔道女王・谷亮子の旦那という扱いを拒否、女房離れをして自立したといえる。谷の奇跡の復活の最大の要因は、そこにある。簡単なようでいてそうではない。楽天・野村克也監督、中日・落合博満監督の例を見ればわかるだろう。

 球界最強妻の座を競い合う、サッチーこと野村沙知代夫人、ノブゴンこと落合信子夫人は、今でも堂々と球場など公の場に出てきて、強妻ぶりを発揮。野村監督、落合監督の恐妻家ぶりを天下に知らしめている。女房からの自立の難しさを、我々に思い知らせてくれる。

 こういう身近な実例を出せば、谷が女房とのツーショットを拒否、自立に成功して奇跡の復活を遂げた、その偉業のすごさがよくわかるだろう。谷佳知は偉大だ。
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巨人の打撃コーチ「自由にモノを言わせよ」

 巨人フロントから放送関係者に対し、「練習中に打撃コーチを取材するのはやめてほしい」と、お願いが出されたという。練習中のグラウンドでの取材は原則的に禁止。打撃ケージ後方で監督、コーチ陣を取材できるのは評論家だけ。というのは、巨人に限らずどの球団でも一般的な取り決めになっている。

 が、巨人の場合、テレビやラジオの中継が多いので、その日の担当アナウンサーなどは、例外的な扱い。原監督やコーチ陣への取材は見て見ぬふり、黙認の格好になっていた。それだけに、改めての「練習中の打撃コーチの取材自粛」要望に、首をひねる放送関係者もいる。しかも、なぜ「監督」でなく「打撃コーチ」なのか。

 球界関係者の一人がこう推測する。「巨人は打撃コーチが3人もいて、それぞれ打撃理論が違うからな。『船頭多くして船山を上る』の恐れがある。それで、練習中の打撃コーチの取材自粛のお願いが出たのかな。それぞれが勝手に違った話をして食い違いが出ては困るし…」。

 確かに、巨人には3人の打撃コーチがおり、三者三様だ。巨人生え抜きで首位打者にもなった、天才肌の49歳の篠塚和典コーチ。ヤクルトOBで広島→巨人→広島→巨人で打撃コーチを務め、その熱心な指導ぶりが評判の59歳の内田順三コーチ。さらには、近鉄出身で代打の切り札として『伊勢大明神』と呼ばれ、投手の癖盗みにも定評のある、広島、ヤクルト、近鉄でコーチ経験がある62歳の伊勢孝夫コーチ補佐。キャリア、持ち味、まさに三者三様の打撃コーチトリオだ。

 チームが好調で、もっかのところ『船頭多くして』の不安は表面化していない。が、口は禍の元、足並みの乱れを恐れての練習中の打撃コーチの取材自粛のお願いなのか。もし、そうなのならば、逆だろう。あえて3人もの打撃コーチを置いたからには、原監督、球団フロントには、それなりの狙い、役割分担をさせているはずだ。3人に堂々と自己主張させればいい。

 『船頭多くして―』と対照的な『3人よれば文殊の知恵』という諺もある。物事には裏と表があり、メリットとデメリットは表裏一体だ。5年ぶりのV奪回に成功すれば、打撃コーチのトロイカ体制は新機軸として絶賛されるだろう。今季もV逸したら、その原因の一つとして批判されるだろう。

 そもそもコーチというのは、中間管理職の典型で、優勝すれば、監督の手柄。負けたら、監督の責任を直接問わないケースにはスケープゴートにされる。割の合わない立場でもある。せめて自由にモノを言わせるくらいさせてあげればいいだろう。
タグ:巨人
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2011年03月10日

“老害”復活、アマ球界のあきれたトップ人事

 アマチュア球界のあきれたトップ人事に腹が立つ。全日本アマチュア野球連盟・松田昌士会長(71)が1期で退任、長船き郎(※「き」は馬へんに其)副委員長(82)が新会長に就任という前代未聞の怪人事だ。

 「アマチュアの連中の考えていることは、全く理解が出来ない」。プロ野球界から理解不能の声があがるのは当然だろう。長船氏は、日本代表編成委員会の委員長を務めていたが、北京五輪日本代表監督人事で暴走して詰め腹を切らされているからだ。

 前広島監督の山本浩二氏に就任を打診したかと思えば、長嶋茂雄・前アテネ五輪日本代表監督が復帰の意思を表明すると、一転して内定発言。「長嶋君は元気になっているし、僕がOKを出せば、誰も反対しないだろう」と宣言したものだから、プロ側が怒り心頭。

 「長嶋さんの健康状態に、今度もしものことがあったら、誰が責任を取るのか」と難詰。長船氏の口から「長嶋監督は白紙です」と白紙発言をさせた。それでも懲りずに、さらに阪神・星野仙一シニアディレクターに勝手に監督就任要請するにいたってプロ側はぶち切れ。「我々に何も相談せずに、独断で動き回る長船さんが日本代表編成委員会の委員長では協力できない」と解任を要求。全日本アマチュア野球連盟・松田会長が日本代表編成委員会の新委員長に就任して一件落着。星野監督就任も一度白紙に戻して、プロ、アマ一体になっての推挙ということで、誕生した経緯がある。

 その際に、長船氏は「世代交代だ。後進に道を譲る」と名誉ある撤退を口にしているのだ。それなのに、82歳の長船氏が全日本アマチュア野球連盟の新会長に昇進、松田氏は一期で副会長に降格では、どう考えても辻褄が合わないだろう。裏事情に精通している球界OBがこう語る。

 「JR出身の松田さんが野球界のことを知らない素人で、あまり評判が芳しくないというウワサは聞いている。国際野球連盟(IBAF)の理事として、『米国人の新会長ならば、野球をオリンピックの正式種目に戻してくれるのでは』と、IBAFの会長に米国人を担ぎ出す動きをしたが、このために欧州勢が猛反発。逆効果になったこともある。この新会長が、実は米国の軍の中枢関係者なために、欧州勢から総スカンをくったからだ。が、それにしても、老害の長船氏が全日本アマチュア連盟の会長なるのは、やっぱりおかしいよね」。

 アマ球界関係者によれば、「結局、人材不足の一言に尽きるのではないか」ということになるのだが、それにしても長船会長はないだろう。特待生問題では、化石的な存在の高野連が世間から袋叩きにあったばかり。プロ野球界も決して威張れたものではないが、アマ球界の前近代的なトップ人事には救いようがない。
タグ:長船麒郎
posted by エジリン at 22:09| Comment(1) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

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