2012年05月15日

落合さん、そろそろ“オレ流”モデルチェンジしては?

 「なんだ、あんなにしゃべるじゃないか」。都内ホテルで行われた、中日・落合監督の正力松太郎賞受賞記者会見を取材した記者たちの言葉だ。日頃マスコミには素っ気ない対応しかしないオレ流監督。それなのに、「毎年のプロ野球界で最も貢献のあった競技者(監督、コーチ、審判)に対して授与される」正力賞を受賞すると、手のひら返しで饒舌になったので、記者会見場の記者たちも驚いたのだ。

 どんな会見だったのか、気にしていた正力賞選考委員会関係者も、「そうよくしゃべったの。よかった」と胸をなで下ろした。それも当然かもしれない。なにしろ労組・日本プロ野球選手会を脱会しておきながらFAの権利行使第1号になったり、名球会入りを拒否するなど、常識にかからない言動をするオレ流。それだけに、正力賞辞退というようなこともやりかねないだけに、気をもんでいたのだろう。が、そのひょう変ぶりはすごい。

 「25年前に最年少三冠王になったときに『正力賞は間違いない』と言われ、担当記者がたくさんきた。でも、受賞されたのは広岡さん(西武監督)。そこには誰も行っていなかった」「その後も2度三冠王を取ったけど、ダメだったからね。だからオレには一生縁がないあと思っていた」etc。

 自ら過去のエピソードまで披露するリップサービスぶりには、常日頃のオレ流はどこにもなかった。それほど正力賞がうれしかったのだろうが、やればできるのだから、ふだんからごく当たり前の対応をすればいい。日本シリーズ最終戦で8回まで完全試合をやっていた山井を交代させ、物議を醸した件でも、「血豆をできて本人が代えてくれと言ってきたので、交代させた」と試合後に話していれば、あんな大騒ぎにならなかった。監督としてファンに説明する義務がある。

 「選手なら何もしゃべらなくてもまだ許される。が、ファンにチームのことを知ってもらうために、マスコミにきちんと対応するのも、監督の大事な仕事のうちだ」。こう明言するのは、ファンを誰よりも大事にするソフトバンク・王監督だ。核心を突いた正論だろう。

 「落合がおかしくなったのは、トレードで中日へ行ってから。ロッテ時代はあんな横柄な人間じゃなかったのに―」というのは、ロッテ時代の落合を取材した元担当記者たちの話だが、マスコミ、ファンに対し斜に構え、横柄な態度を取る三冠王・落合の悪影響は球界を汚染した。イチロー、清原などオレ流がかっこいいモノだと思いこみ、真似したからだ。

 「地位は人を作る」という言葉がある。25年前から憧れていた正力賞を獲得、喜びのあまりリップサービスしたのだから、そのままオレ流もモデルチェンジしてニューバージョン、しゃべる落合をアピールし続けたらいい。
タグ:落合博満
posted by エジリン at 01:48| Comment(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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