2011年01月17日

トレード巡る「王vs原」目利きの勝負は面白い

 FAで小笠原、門倉、トレードでは、オリックスから谷、仁志を放出して横浜からは小田嶋を獲得。新外国人として、デビルレイズ・ホリンズ。来季、5年ぶりに優勝するために、原監督はなりふり構わぬ補強をしているが、幻に終わったトレード劇もウワサされている。

 WBC王ジャパンの世界一に貢献、その王監督率いるソフトバンクへトレードで移籍した横浜・多村獲りだ。「右の大砲が欲しい原監督が、多村にゾッコンで、一時は高橋尚を交換要員にして、トレードを画策していた」という極秘情報がある。

 WBCの後に故障で、今シーズンはさっぱりだった多村だが、昨年は3割4厘、31本塁打、79打点、一昨年も3割5厘、40本塁打、100打点の成績をあげている。右の長距離打者として魅力ある人材であることは間違いない。

 原監督が、今季途中から抑えを任せた高橋尚を出してまで獲得しようとしたというのも、わからないではない。が、原監督が最終的に手を引いたのは、球界関係者によれば、「多村は故障が多く、その原因が肉体的なもので、根本的に直しようがないという情報を聞いたからだ」という。

 確かに、横浜が「多村を出して投手を獲得」という方針を決め、6月末までのシーズン中のトレードまで画策したのも、多村に見切りをつけたからだろう。

 「外から見るといい選手に映るが、チーム内部からすると、問題を抱えているというのは、よくあることだよ」と言ったのは、王監督だ。シーズン中に、横浜から非公式に多村のトレード打診があった際のことだ。

 その王監督が、寺原を交換要員として、多村を獲得した。投手王国のソフトバンクでは出番が少なく、頭打ち状態の寺原には、投手陣の弱い横浜ならチャンスがある。そういう寺原への温情と、自分の下なら、多村が真価を発揮するだろうという自信の表れといえる。

 WBCでは、シーズン中、多村本人がしたことのない送りバントを2度もさせるなど、厳しいサイ配を経験させているからだ。

 「体質的にケガをしやすい選手で、直しようがない」という情報を入手して、獲得断念した巨人・原監督が正解なのか。再生可能と判断して、取った王監督の眼力が証明されるのか。多村を巡る王vs原の勝負は面白い。

 王監督が不要と判断した大道も、原監督は右の代打として獲得している。ちなみに過去の例を見ると、王監督の方が巨人に圧勝している。代表的な例がぺトラザだろう。

 王ホークスで抑えとして大活躍したが、もう限界と王監督が見切りをつけ解雇したら、巨人が飛びついて取った。結果は全く役に立たず、王監督の見切りの正しさが証明されている。そんな過去の例を考えながら、ソフトバンク・多村のバッティングを見るのも、また一興だろう。野球の楽しみ方もいろいろある。
ラベル:王貞治 原辰徳
posted by エジリン at 22:19| Comment(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
コメントを書く
お名前:

メールアドレス:

ホームページアドレス:

コメント:

認証コード: [必須入力]


※画像の中の文字を半角で入力してください。
×

この広告は1年以上新しい記事の投稿がないブログに表示されております。