2011年04月10日

“冷夏”の甲子園開幕、救世主待つ高野連

 8日開幕した第89回全国区高校野球選手権大会。10月3日のプロ野球の高校生ドラフトの目玉で、何球団が1位に入札するのか注目されている大阪桐蔭・中田翔が、大阪大会決勝で敗れ、主催者の高野連、朝日新聞社は衝撃を受けているだろう。

 昨年の大会でハンカチ王子旋風が吹き荒れ、しかもクライマックスが早実・斎藤祐樹vs駒大苫小牧・田中将大(現楽天)の決勝戦再試合。これ以上ない最高の盛り上がりだっただけに、なおさらだろう。目玉の大阪桐蔭が消えた上に、昨年の覇者のその早実も敗退。熱闘甲子園から冷夏の甲子園になってしまうのではと、他人事なのに心配してしまう。ところが、斎藤の抜けた早実の敗戦はダメージにならないという。

 「東京は創価高校が出てくれればいいんです。宗教法人の高校は観客動員力がすごいですから」。関係者はこう断言する。確かに、黄金期のPL学園の鮮やかな人文字が象徴的だ。他校を圧倒する集客能力がある。それならば、大阪桐蔭を破ったのが、宗教法人の学校の金光大阪だから、衝撃はないのかといえば、そうはいかないらしい。センバツで中田翔の知名度は全国区になっているし、ファンから熱いまなざしを向けられ、今夏の主役を期待されていただけに、ダメージ無しでは済まないという。

 それでなくとも、高野連にとって、今度の大会は正念場だ。西武の裏金事件が飛び火して、特待生禁止問題がクローズアップされ、「高野連は前世紀の遺物」と世間から袋叩きにあっている。結局、「なんで他のスポーツは許されているのに、高校野球だけが特待生禁止なのか」という世論の正論の前に、特待生禁止問題の見直しを迫られている。

 高野連を牛耳る悪の権化と週刊誌から大バッシングを受けたT氏などは、つい最近も「高野連のドンと妻 『甲子園利権の決定的な証拠写真』!」というタイトルの暴露記事を書かれている。高野連の公用車を夫人との買い物という私用にも使っているという内容で、週刊誌サイドの高野連の責任追及の手はゆるんでいない。一般紙でも改めて「高野連ってなに?」という連載記事が載った。

 存在そのものを問われている高野連にとって、大バッシングを乗り切れるかどうか、今年の夏の大会は、文字通りの正念場になっているのだ。それだけに、昨年のハンカチ王子に続き期待された、PL学園・清原の再来といわれる中田旋風が幻に終わったのは、手痛い逆風になるだろう。

 唯一の望みは、実際に大会が始まってからの新スター誕生の可能性だろう。昨年の斎藤も、甲子園へ行ってからの快進撃で1試合ごとに狂想曲のトーンが跳びはね、想像を絶するハンカチ王子旋風が吹き荒れている。第二の祐ちゃんが出現するかどうか。逆境で風よけがほしい高野連にとって、ひたすら救世主の現れることを願うしかないだろう。
タグ:高野連
posted by エジリン at 18:04| Comment(9) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

「ファンサービス」わかっていない球団多すぎる

 7月24日からプロ野球公式戦の後半戦が始まった。夏休みに入っており、12球団とも様々なイベントを企画。観客動員増を図るだろうが、何がファンサービスかわかっていない球団が多すぎる。

 「イニングの合間に若い女のコをグラウンドで踊らせたり、芸能人をゲストに呼ぶのが、ファンサービスだと思っているのだから、腹が立つ。野球とは何の関係もない。ファンは野球を見に来ているんだ。野球に直結するサービスをしろと言いたい」。こう憤慨するのは、ベテランのフリーアナウンサーだ。お説ごもっともだ。

 昨シーズンの誕生時には久々の兼任監督として話題を呼んだヤクルト・古田監督などは、観客動員増を狙い、わざわざ外部から人を招き、大金をかけ、Fプロジェクトなるものを立ち上げたが、この2年間、全く成果をあげていない。労組・日本プロ野球選手会の前会長として、球団側の経営手法を厳しく批判していたから、お手並み拝見していたが、口だけだった。しょせん有名芸能人を呼ぶ程度の企画しかなかったからだ。

 論外なのはグッドウィルドームを本拠地にする西武だ。命名権を利用して、昨年のインボイスSEIBUドームから今年はグッドウィルドームにしたとたんに、グッドウィルが介護事業で社会的な事件を起こし、批判を浴び、西武は戸惑っているが、自業自得だ。西武球場から始まり、西武ドームETC―どう名前を変えようと、この欠陥球場はファンサービスゼロのワーストワンだ。

 トイレが球場の最上部まで行かないとない。しかもドームとは名ばかりで、隙間があるから、雨の日は濡れる。最上部にあるトイレや売店に行くのに、カサが必要になる。階段を上がるのに大変なお年寄りや幼い子供の家族連れなどのことなど全く考えていない。松坂をレッドソックスに売り、60億円もの大金が転がり込んできたのだから、まずトイレの改造、トイレ、売店までの屋根を作るのが先決だ。それがファンサービスの第一歩だろう。

 「西武は話にならない。野球場らしい雰囲気がまだ残っているのは甲子園くらいだな。あそこはチアガールも使ってないしね」とは、前出のベテランアナウンサーだが、これまたその通りだろう。「一番野球場らしいのは、甲子園だね。甲子園に来ると、なんとも言えない独特の雰囲気があり、高ぶった気持ちになる。本当に伝統の一戦だと感じられるね」。巨人・長嶋終身名誉監督も、甲子園の大ファンだ。

 下手な考え休む似たり。昔ながらの伝統を守るのが一番だ。ファンサービスをやるなら、少年、少女ファンに的を絞ればいい。将来的にも長く野球ファンでいてくれるのだから。各球団でやっている、子供たちを選手とグラウンドでスキンシップさせるサービスは良い。もう一つ、常時やってほしいのは、各球団の過去のスター選手の登場だ。始球式などいろいろな形で紹介するのが、最大のファンサービスになる。子供たちは「誰? あのオジサンは?」と親などに尋ねる。そうすれば、「あの人はこういう偉大な選手だったんだ」と教えてやれる。プロ野球の歴史を知り、家族のスキンシップにもなる。

 巨人が5000勝記念として、栄光のV9ナインをグラウンドに呼ぶイベントを開催したが、そんなことは日常的にやるべきことだ。少しも自慢にならない。
posted by エジリン at 18:02| Comment(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

なんとかしろ!プロ野球選手の幼稚なヒーローインタビュー

 プロ野球選手のヒーローインタビューを聞いていると、腹が立つ。「明日も勝ちますので、球場へきて応援よろしくお願いします」などという、紋切り型が圧倒的に多いからだ。全く個性のない、味も素っ気もない、機械的な言葉がどうして出てくるのか、不思議でならない。

 ヒーローインタビューは、プロ野球選手として自分をアピールする格好の機会なのだから、気の利いたセリフの一つも考えればいいだろう。群れることを大事にして、孤立することを何より恐れる、今の若者たちにすれば、個性無しのワンパターンがいいことなのだろうか。寂しすぎる現状を見ると、放送禁止用語ならぬヒーローインタビュー禁止用語でも作ってやりたくなる。

 自分で考えられないのならば、大先輩たちの語録でも読んで学習しろ。プロ野球を国技にした最大の功労者のONなど、味のある言葉をいくらでも残している。2度目の巨人監督時代に流行語大賞にもなった、長嶋さんの『メークドラマ』は今でも記憶に新しい。青年監督だった1度目の監督時代にも、様々なキャッチフレーズを作っている。

 就任1年目の『クリーンベースボール』は、金権政治といわれた田中内閣がロッキード事件で倒れ、クリーンさを標榜する三木内閣が誕生したことを意識してのものだった。その後も『スクランブルベースボール』『手作り野球』『巨人維新』etc。次々と独自のフィーリングの造語をして、長嶋語と呼ばれたほどだ。

 思いつきで口にしているわけではない。「現役時代から、お立ち台に立つような活躍をした日には、試合終盤になると、守りながらスポーツ新聞の大見出しになるような、気の利いた言葉を考えていたもんだよ。プロなのだから、ファンにアピールするようなヒーローインタビューにするのは、当然だよね」。こう長嶋さんは明かした。常にファンの反応を頭に入れて、インタビューを受けていたというのだ。

 自分を強烈にアピールするため、日頃から頭を使って練り上げる努力をした結果、ユニークな長嶋語が出来上がる。プロ野球が国民的なスポーツになった裏には、こういう大先輩たちのプレー以外の言葉によるアピールもあったことを、今の選手たちは知らなければいけない。

 考えてみれば、現状はアマ球界の選手にも負けているのだから、赤っ恥だ。早大・斎藤祐樹の語録は、プロの選手に見習えといいたいほど、個性的な自己主張があって面白い。日米大学野球で史上初の1年生の勝利投手になった時はこうだ。

 「桑田さんや岡島さんはカーブで緩急を使っている。ピッチングを見ながら、自分の持っている球を頭の中で想像して組み立てた」。今、メジャーで話題になっている日本人メジャーリーガー、パイレーツ・桑田、レッドソックス・岡島の投球を参考にしたというのだ。当然、翌日のスポーツ紙は飛びついて、「桑田さん、岡島さんありがとう! 祐ちゃん米斬り」という1面大見出しになる。

 不敗神話が崩壊した最終戦の後は、「早く負けたいということはなかったけど、いい意味でのプレッシャーはあった。もう少し謙虚にならないといけないということ」と、堂々たる自己反省の弁を口にする。「応援よろしくお願いします」などと、臆面もなく幼児的なセリフを言うプロ野球選手たちは、斎藤の爪の垢でも煎じて飲め。
タグ:長嶋茂雄
posted by エジリン at 17:58| Comment(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

「監督がコーチの年俸をキックバック」の怪情報

 「監督がコーチ陣の年俸の一部をキックバックさせている」。こんな怪情報を耳にした。球界を揺るがした、西武の裏金事件がようやく一件落着したばかりだけに、聞き流せない。いったい、どういうことなのか、情報発信元の関係者に詳しく聞いてみると―。

 「某球団の一軍コーチたちの年俸が妙に高すぎる。ネームバリューがある大物でもないのに、なぜかと疑問に思っていろいろ聞き回ると、『年俸の一部が監督にキックバックされているようだ』という話が出てきたんだ。ビックリしたよ」。

 あの手この手の裏金にまつわる、にわかには信じられない様々な話は聞いてきた。が、こんなキックバック怪情報はさすがに初耳だ。過去に、キックバック話では、こういう類のものはあった。高校野球の監督がプロ球団のスカウトに対し、選手を入団させた謝礼を要求。清貧球団だけにスカウトは球団側には言えず、困り果て、選手の契約金の一部を無断で監督に支払った。ところが、何も知らされていない選手側から「契約金が少ないのでは」というクレームがつき、監督の裏金要求が発覚したという事件だ。

 今回のキックバック怪情報は、監督が主役であることに変わりはないものの、コーチ陣の年俸の一部を懐に入れるという話なのだから、前代未聞だ。いくらなんでも根も葉もないデマだろうと思うが、「いや、アイツなら全くあり得ない話ではないだろう」と言う球界OBが多いのには驚かされる。

 実際、お金に対する執着に関しては、様々な伝説がある人物だけに、「さもありなん」ということになってしまうのだろう。痛くもない腹を探られる。人間、日頃の行いがいかに大事かということを思い知らされる、キックバック怪情報だが、もう一つ、考えさせられることがある。日本球界ならではの派閥組閣の問題点だ。

 大半の球団では、監督が交代すると、コーチ陣も大幅に刷新される。人脈というと聞こえはいいが、親分・子分の関係の派閥人事が行われるからだ。ある球団の首脳陣は「ゴルフ仲間内閣」と陰口をたたかれている。監督のゴルフ仲間がコーチ陣になっているからだ。こういう上下関係では、監督が解任された場合、コーチ陣も一掃されてしまうの仕方ない。

 要は、日本球界の旧弊といえる。メジャーリーグのように、首脳陣をはじめ人事権はすべてゼネラルマネジャーが掌握、現場の監督は与えられた戦力で戦うという明確な役割分担がないからだ。野球にド素人の球団首脳は監督を招へいする際は土下座外交。コーチ人事でも何でも監督のいいなり。「問題が起きた時に、なぜ球団代表や社長が監督に注意できないんだ。おかしいじゃないか」という事態になる。が、クビにする時はそれまでの忍従のストレスを発散するためか、一転してポイ捨てする。

 そんな旧態依然とした日本球界だからこそ出てくる、キックバック怪情報といえる。が、考えてみれば、今、絶体絶命の危機に立たされている安倍政権も同じ仲良し内閣といわれている。球界だけの問題ではないか。
posted by エジリン at 17:56| Comment(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

広告


この広告は60日以上更新がないブログに表示がされております。

以下のいずれかの方法で非表示にすることが可能です。

・記事の投稿、編集をおこなう
・マイブログの【設定】 > 【広告設定】 より、「60日間更新が無い場合」 の 「広告を表示しない」にチェックを入れて保存する。


×

この広告は1年以上新しい記事の投稿がないブログに表示されております。